けいはんなプラザ (PLAZA KEIHANNA)

けいはんなプラザは、京都府相楽郡精華町光台にある関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)の中核施設。
官民共同出資の株式会社けいはんなが運営し、ラボ棟、スーパーラボ棟、交流棟の3つのビルから構成されている。
ラボ棟には研究施設、郵便局などがあり、交流棟には「けいはんなプラザホテル」や、レストラン、住友ホールがある。

広場にあるモニュメントは日時計で、世界最大。
ギネスブックにも登録されている(設計者:横川隆一)。

沿革

1978年(昭和53年)9月 関西学術研究都市調査懇談会(座長:奥田東(元京都大学総長))発足。

1983年(昭和58年)3月 関西文化学術研究都市建設推進協議会発足。

1986年(昭和61年)6月 財団法人関西文化学術研究都市推進機構設立(国土庁「関西文化学術研究都市建設基本方針」を策定)。

1987年(昭和62年)6月 関西文化学術研究都市建設促進法公布施行。

1989年(平成元年)1月 関西文化学術研究都市推進機構が「文化学術研究交流施設の具体化に関する調査」結果をまとめる。

1989年(平成元年)4月 文化学術研究交流施設の準備室が大阪市内に置かれる(施設を設置運営する会社名を京都、大阪、奈良をソフトに表現して「けいはんな」とすることを賢人会議で決定)。

1989年(平成元年)6月 株式会社けいはんな設立発起人会開催。

1989年(平成元年)8月2日 株式会社けいはんな設立 (会長 宇野 收、社長 小林 庄一郎 資本金:27億円 本店設置場所:京都市下京区五条通烏丸東入松屋町438)。
「株式会社けいはんな」を「文化学術研究交流施設を整備する株式会社」として内閣総理大臣が指定。

1993年(平成5年)4月 けいはんなプラザ竣工(本店をけいはんなプラザ内に移転)。

2007年(平成19年)12月 民事再生手続き開始の申し立て

特徴
当初関西文化学術研究都市はオーソドックスな形の学術研究都市がめざされた。
しかし昨今のアメリカにおける経済発展が、シリコンバレーに代表されるICTを中心としたイノベーションであることがはっきりし、日本も同様のモデルによる経済発展が求められている中、研究開発機能と新産業創出機能を集積した施設が各地で建設されるようになった。
ここは、その阪神工業地帯における代表的施設であるとともに、関西文化学術研究都市の中心となっている施設である。
類似の施設として京浜工業地帯においては、横浜市金沢区に財団法人横浜産業振興公社と住友生命相互保険会社が運営する横浜金沢ハイテクセンター等がある。

けいはんな近辺の主な大学、大学院大学
同志社大学(京田辺キャンパス、学研都市キャンパス)
大阪電気通信大学
大阪産業大学
奈良先端科学技術大学院大学
奈良大学

交通アクセス

道路
京奈和自動車道精華学研インターチェンジ下車。

鉄道
西日本旅客鉄道片町線祝園駅下車。

近鉄京都線新祝園駅下車。

両駅から奈良交通バスまたは精華くるりんバス10分「ATR」バス停下車すぐ。

[English Translation]