慶雲館 (Keiun-kan Guesthouse (a state guesthouse in Nagahama City, Shiga Prefecture))

慶雲館(けいうんかん)は滋賀県長浜市にある市の迎賓館。

明治20年(1887年)に明治天皇行在所として建設された。
館名は当時の総理大臣であった伊藤博文の命名と伝わる。
本庭の池泉回遊式庭園(国指定の名勝)は名匠7代目小川治兵衛の代表作であると同時に近代日本庭園の最高傑作の一つとして名高い。

毎年1~3月には日本一と賞される長浜盆梅展が開催される。

歴史
大通寺 (長浜市)別殿跡地に長浜の実業家・浅見又蔵が私財を投じて明治天皇行在所として建設したもので、明治20年(1887年)2月21日の朝に竣工。
同日、明治天皇と昭憲皇太后が来訪した。

明治45年(1912年) - 小川治兵衛により広大な本庭(池泉回遊式庭園)が作庭される。

昭和10年(1935年) - 「明治天皇長浜行在所」の名称で国の史跡に指定される。
(昭和23年指定解除)

昭和11年(1936年) - 長浜市の所有となる。

平成16年(2004年)7月 - 一般に公開される。

平成18年(2006年)1月 - 本庭が国の名勝に指定される。

施設
本館 - 明治20年竣工、総檜造、寄棟造、瓦葺、二階建、書院風建築、2階に玉座、延床面積500m2、建設費1万円(当時)。
2階から琵琶湖と伊吹山を一望できる。

庭園 - 表門と中門の間の前庭、中門と本館玄関の間の玄関前庭、本館の南側の本庭で構成される。

本庭 - 池泉回遊式、築山・池泉・枯泉と豪壮な石組、松が調和する
玄関前庭 - 平庭、茶室(明治20年竣工)、巨石と松を配置
前庭 - 平庭、高さ5mの大灯篭や横綱像などを配置

利用情報
所在地 - 〒526-0067 滋賀県長浜市港町2-5
開館時間 - 930~1700
休館日 - 12月から3月(毎年1月10日~3月10日は長浜盆梅展の会場)
交通アクセス - JR琵琶湖線 長浜駅 徒歩3分

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