丁髷 (Chonmage (a topknot))

丁髷(ちょんまげ)とは江戸時代の老人が結う男髷。

概要
髪の少ない老人が結う小ぶりな髷をその形から「ゝ髷」(ちょんまげ)と言った。
現在丁髷と呼ばれるものは時代劇などでよく登場する銀杏髷、本多髷や相撲の力士が結う大銀杏で本来の丁髷では無い。
現在見られるものでは力士が稽古時に結う髪型が月代(さかやき)は剃っていないものの一番近い。

明治4年8月9日に散髪脱刀勝手令(いわゆる断髪令)が太政官布告された。

さらに明治6年明治天皇の断髪に至ると、伝統的な男髷を結う男性は激減し、洋髪やざんぎり頭が流行した。
それでもなお保守的な男髷姿の人を(半ば揶揄して)「丁髷頭」と呼ぶようになり、現在、この呼称が男髷全体の名称として用いられるようになった。

絵画、浮世絵、歌舞伎、時代劇などに出てくる頭頂部を剃った丁髷の髪型に多くの人々が、日々剃刀などで整えることは、予想以上に手間のかかることである。

その必要性の背景を明らかにすることは、断髪令以前の社会を更に理解することにつながると思われる。

また、幼児向けの漫画やキャラクター商品で「ちょんまげ」と称しているものは簡略化されているが、後頭部から垂直に髷を巻き立て毛先を円形に広げていることから茶筅髷を参考にしていると思われる。

[English Translation]