刺し子 (Sashiko)

刺し子(さしこ)とは、手芸の一分野で、布地に糸で幾何学模様等の図柄を刺繍して縫いこむこと。

保温、補強等のため木綿布に木綿糸で補強したものが始まりとされている。

藍色の木綿布に白糸で刺すものが定番であるが、最近では、布/糸ともカラフルな色合いのものもできてきている。

有名な刺し子技法には津軽地方の『こぎん刺し』、南部地方 (青森県)の『菱刺し』、庄内地方の『庄内刺し子』がある。
これらを日本三大刺し子という。

田中忠三郎氏が調査・収集した刺し子のうち津軽・南部の刺し子着786点が国の重要有形民俗文化財に指定された。
それらは学術的価値は勿論、田中忠三郎氏独特の審美眼にかなった芸術的価値も高いコレクションとして認知されている。

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