千花 (Chihana)

千花(ちはな)(祇園 板前割烹「千花」)は、永田基男(1923年生まれ)が昭和21年に創業した京料理の店

概要
白洲次郎・正子をはじめ数多くの文化人が来店した店として知られ、1970年代には、フランスの料理人ポール・ボキューズが訪れ、ヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたといわれている。

食材、腕、器のすべてが一級品といわれており、今もこの店には東京のフランス料理店の人たちがわざわざ食べに来るといわれている。
また、器は、青磁白磁はもちろん有田焼、尾形乾山、清水六兵衛などの美術品クラスのものを使う。

店は、四条通りから奥まった細い路地の奥にあり、1階は、8席ほどのカウンターとテーブルがひとつあるだけで、2階は座敷になっている。

住所 京都府京都市東山区四条通繩手東入ル南側(祇園町南側584-13-2)
初代店主 永田基男
現店主 永田雄義(長男)
次男 永田裕道は祇園「千ひろ」店主
住所 京都市東山区祇園町北側279-8

メニューの例
メニューは昼夜とも要予約のおまかせ料理のみ。

グレープフルーツといちごと南蛮漬け
のれそれ(穴子の稚魚)
稚鮎
まぐろを使った肴
鯛の白子
海老、椎茸などの天ぷら
お椀のお出汁ふたを取ったときの香りと、透明感溢れた出汁で有名で、ポール・ボキューズのスープ V.G.E.のアイデアはこの椀からといわれている。

お造り(醤油または塩昆布の細切りで)
小皿の数々ひらめの角煮、ペースト状の蛍いか、ひらめの卵、赤こんにゃくとさやいんげんを使ったお料理
柔らかい筍
茄子の酢の物
もち米に、シソ、柴漬けなど。

最後に濃いほうじ茶、リンゴとオレンジのジュース

[English Translation]