待合茶屋 (Machiai-chaya (tea houses that rented rooms in which visitors and geisha could amuse themselves))

待合茶屋(まちあいちゃや)とは、待ち合わせや会合のための場所を提供する貸席業のこと。
待合と略される。
茶屋とも略されるが、異なる業態の茶屋との混同に留意が必要である。
例えば大坂で茶屋(ちゃや)といえば色茶屋のことである。
現在のお茶の葉を売る店は葉茶屋、茶店は水茶屋、掛け茶屋。
近松の心中物の「茶店」は皆、色茶屋。

料亭、置屋とともにいわゆる三業の一角を占め、主として芸妓との遊興や飲食を目的として利用される。

かつての利用法は寝具が備わっており芸妓や娼妓(送り込み制の場合)と寝ることも使用法の一つにあった。
しかし現在では売春が禁じられていること、時代の変化等によりそのようなことはない。
現在では上記の通りに飲食をしたり、芸妓と遊んだりする。

飲食の際は飲み物は備わっているが料理は直接提供できない。
したがって仕出し屋などから取り寄せる必要がある。
このことから一次会は無論、二次会の会場として使われる場合も多い。

利用は各地の待合・お茶屋も不況や観光資源化により初めてでも入店できる。
京都のお茶屋は特に紹介がなければ入れない、一見さんお断りとする店も多い。

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