控櫓 (Hikae yagura)

控櫓(ひかえやぐら)とは、江戸時代に江戸幕府公認の芝居小屋(本櫓)が経営難などで興行が出来なくなった場合に、興行権を譲り受けて劇場運営を代行した座元のことである。

歌舞伎の経営は江戸三座だけに限って許可されていて、中村座には都座、市村座には桐座、森田座(のちの守田座)には河原崎座がそれぞれ控えていた。
江戸時代の芝居小屋は度重なった火災と再興のため、常に経営難だったという。

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