童画 (Doga)

童画(どうが)とは大人が子供向けに描いた絵画である。
これに対して、「児童画」や「幼児画」は子供自身が描いた絵画をいう。

1925年に武井武雄が開催した個展「武井武雄童画展」で初めて童画という言葉が使われた。
それまで童話の添え物として軽視されていたこの分野を芸術の域まで引き上げることをめざして造語したものである。
1927年には武井武雄、初山滋、川上四郎、岡本帰一、深沢省三、村山知義、清水良雄ら7人で「日本童画家協会」を結成した(~1941年)。

童画という呼称はその後広まった。

略年表

1925年 童画という言葉が初出

1927年 日本童画家協会結成

1941年 日本童画家協会解散(戦時政策として日本少国民文化協会に統合)

1946年 日本童画会結成

1961年 日本童画会解散

1962年 (第二次)日本童画家協会結成(川上四郎、武井武雄、初山滋、黒崎義介、林義雄)

1983年 日本童画家協会解散(武井武雄の急逝により)

[English Translation]