藤波家 (Fujinami Family)

藤波家(ふじなみけ)は大中臣氏の末裔である堂上家である。
大中臣氏は代々伊勢祭主および神祇大副を世襲した。
江戸時代の藤波種忠が勅勘を蒙り、ひとたびは地下人(じげ)に転落したが、孫の藤波景忠(正二位・神祇大副)(1647年-1727年)の代に再び堂上家に復帰。
家名を藤波に確定する。

家格は半家_(公家)。
子孫は引き続き伊勢祭主及び神祇大副を世襲する。

江戸時代の家禄は172石。
他に祭主料666石余り。
幕末の藤波教忠(従二位・神祇大副)(1823年-1891年)は、日米修好通商条約の勅許の際、88人の公卿とともに強硬に反対した。
(詳しくは「廷臣八十八卿列参事件」参照)

明治時代以降は子爵を授けられた。

[English Translation]