京都市 (Kyoto City)

京都市(きょうとし)は、京都府南部(旧山城国)の都市で、同府の都道府県庁所在地で政令指定都市。

概要

国から政令指定都市の指定を受けており、東京特別区を含めて全国第7位の人口を有する(昼間人口では神戸市を抜き第6位となる)。

都市雇用圏の基準では、京都市を中心点として京都府南部・滋賀県南西部に広がる京都都市圏(「京滋」とも言われる)が形成されている。
また、1.5%の基準では、「京阪神大都市圏」の一角を担う。

平安時代に平安京が置かれた都市で、室町時代にも足利幕府が置かれた。
鎌倉幕府や江戸幕府、安土桃山時代の政権も、ここを都として厳重に警備した。
又、平安京成立後から明治天皇が東京市に行幸するまでの約1080年、ほぼ全ての天皇が居住していた都市である(→首都に関する議論は「日本の首都」を参照すること)。

平安時代以降、平安京の都市生活者向けの商工業が発達し、特に国内流通が活発化した江戸時代には、全国に製品を出荷する工業都市となる一方、数々の技術者を各地の藩の要請に従って派遣した。
その伝統は現在も伝統工芸として残るのみならず、京セラや島津製作所など先端技術を持つ企業を初め、任天堂やワコールなど業界トップクラスの本社が集まるなど、現代産業を支えている地域の一つである。

日本の主要な都市の中では奈良市や金沢市などとともに、第二次世界大戦の戦災被害を免れた数少ない都市でもある。
このため、古い史跡や町並み、文化などが数多く存在することから、日本で有数の観光都市・国際観光文化都市であり、国内外から旅行客が多い。

地理

京都府の南部に位置し、市内を賀茂川(途中で高野川 (京都市)と合流し、鴨川 (淀川水系)と名前を変える)、桂川 (淀川水系)、宇治川などが流れる。
京都盆地(山城盆地)の中に位置しているので、内陸性気候を呈しており、夏と冬、昼と夜とで温度差が大きい。

中心市街地は東西・南北に通じる道路によって碁盤の目状に区切られており、京都市内の通りには名前がつけられている。
但し、これは中心部に限られる上に、途中で途切れる・通りが合流する(多くの場合は新しい通り名になる)・カーブが存在するなど、画一的にそうなっているわけではない。
また、ごく一部に東西あるいは南北の方向ではない、斜め方向の通りも存在する(たとえば河原町通の四条以南など)。

中心市街地の住所表示は、正式の町名と併記する形でこの通り名を用いて表す場合が多い。
建物が面している通り名を先に言い、近くの交差する通りから、北に行くことを上る(あがる)、南に行くことを下る(さがる)、東に行くことを東入(ひがしいる)、西に行くことを西入(にしいる)と表現する。

例えば、京都市役所の所在地である「京都市中京区寺町通御池上ル上本能寺前町488番地」の場合は、「上本能寺前町」が土地登記上の正式の町名(郵便番号もこれに割り当てられる)、「寺町通」は建物が面している通りの名であり、「寺町通御池上ル」は「寺町通と御池通の交差点から北に行った位置」を表す。
なお、京都市内でも中心市街地以外の地域では通常どおり町名と番地で住所を表示している。

交差点は交差する2つの通りの名前で呼ばれることが多い。
例えば、四条通と烏丸通の交差点は「四条烏丸」、河原町通と丸太町通の交差点は「河原町丸太町」である。
どちらの通りを先に呼ぶのかということについて定説はないが、多くの交差点名が以下の法則に則っている。

原則として南北の通りを先に付ける。

例.烏丸丸太町、烏丸御池、西洞院高辻
複数の車線をもつ主要な大通は東西を先にする。

例.四条烏丸、四条大宮、今出川新町
ただし、南北通りが主要な通の時は南北を先にする。

例.堀川五条
川端通の三条~塩小路間は、開通から日が浅く、以前は京阪本線が地上を走っていたため、川端通を交差点名に用いない。

例:「川端三条」、「川端四条」、「川端五条」、「川端七条」、「川端塩小路」ではなく、「三条大橋」、「四条大橋」、「五条大橋」、「七条大橋」、「塩小路橋」と橋の名前、または「三条京阪」、「四条京阪」、「五条京阪」、「七条京阪」と京阪をつけて呼ぶ。
同様に、三条以北も「川端北大路」→「高野橋東詰」、「川端今出川」→「賀茂大橋」または「京阪出町柳駅前」(単に「出町柳」、「出町」とも)と呼ぶ。
ただし、「川端丸太町」はバス停など「丸太町京阪」と呼ばれることもあるが、交差点名は「川端丸太町」である。

東大路通の交差点は例外が多い。
かつての市電東山線の駅や市バスのバス停の名称(現在は変更されているものもある)が一般化している事例が多いためであり、まず基本的に「東大路」を冠さず、別名の東山通から「東山」を冠する。
(ただし、今出川通以北は地域として東山から外れるため、「東大路東鞍馬口」と「東大路」を冠するものもある。)
また、交差する東西の通りが、鴨川以東の短い区間にのみ存在する場合や鴨川以東で名称が変わる通りの場合は、単に「東西の通り名」のみ、または「東西の通り名+"の交差点"」で呼ばれることがある。

例:東山三条、東山五条、東山七条、東一条(東大路通と東一条通りの交差点)。

もちろんこれに該当しない交差点も一部存在しているが概ねこれに該当している。

一方で、通り名をもつ2つの道路の交差点であっても、例えば、四条通と東大路通の交差点は「祇園」、西大路通と丸太町通の交差点は「円町(西ノ京円町とも呼ぶ)」、今出川通と東大路通の交差点は「百万遍交差点」であるなど、通り名の合成で表さない場合がある。
比較的最近に作られた通りに多い。
また、1本の通りの一部分だけを違う名前で呼ぶ場合もある(例:大和大路通の縄手通)。

ちなみに、「通り」の「り」を送り仮名としてつけないのが正式な通りの名前である。

市街地は中北部の中京区と中南部の下京区、特に四条河原町は繁華街として知られる(ちなみに四条以北が中京、以南が下京であるが四条そのものは下京である)。

山:愛宕山 (京都市)、比叡山
川:鴨川 (淀川水系)、桂川 (淀川水系)

歴史

(※ 明治維新以前の京都市の歴史については、「京都」のページを参照する事。
ここでは明治維新以後の京都市について述べる。)

幕末、にわかに政治の中心地となった京都は人口が膨れ上がりかつてない活況を見せたものの、禁門の変で街の多くが焼けたのに加え、明治維新後に皇室・公家の大半が東京へ移り住んだため、一転急速な衰退を見せた。
そのため、京都府都道府県知事(市制施行当初は、京都市長も兼任)などから産業の振興を呼びかける声が上がった。
それに伴い、琵琶湖疏水といった疏水の建設と、疏水を用いた日本初の水力発電、更にその電力を用いた日本初の電車(路面電車)運転などが実施された。
これらの先進的な施策は功を奏し、人口は明治時代中期以降しばらく、毎年一万の増加を見せるようになった。

人口の増加と市街地の拡大に対応し、明治末期から、道路拡築及び京都市電敷設、琵琶湖疏水開削、上水道整備からなる「三大事業」が行われた。
それに続く形で市区改正道路(都市計画道路)事業と市電の敷設が進められ、昭和初年には、伏見市(現在の伏見区中心部)など周辺の市町村を編入し、ほどなく人口も100万人を超えた。

第2次世界大戦中、三大都市圏六大都市(東京・大阪・京都・横浜・神戸・名古屋)の中では唯一空襲の大きな被害を受けなかったこともあり、日本の都市としては珍しく、戦前からの建造物が比較的多く残されている。

明治時代
1868年:第1次町組改正。

1869年:第2次町組改正が行われて、上京33番組、下京32番組(同年1番組が分離し33番組となる)に再編成。
同年内に、日本初の学区制小学校である番組小学校が開設される。

1872年:京都博覧会開催。
博覧会はこの後1896年(明治29年)まで毎年開催されることになる。
番組を区とする市区改正が行われる。

1877年2月5日:神戸駅 (兵庫県)からの鉄道を延伸する形で、京都駅開業。

1879年:郡区町村編制法で京都府上京区、下京区が置かれる。
従来の区は組と改められる。

1888年:愛宕郡7村を上京区に、同郡2村を下京区に編入。

1889年4月1日:市制施行で上京区と下京区の範囲が京都市となる。
市長は京都府知事が兼務。
市制施行時の面積は29.77平方キロメートルであった。
山崎恵純らが京都法学校創立。

1890年:琵琶湖疏水の第一期工事が完成。

1891年11月:琵琶湖疏水の水を用いて、日本初の水力発電所となる蹴上発電所が稼動開始。

1895年2月1日:日本初の路面電車として京都電気鉄道(後に京都市電となる)開業。

1895年:平安神宮創建。
第4回内国勧業博覧会開催。
平安遷都千百年紀年祭開催。
時代行列が行われる(第1回時代祭)。

1897年:京都帝国大学(京都大学)創立。
京都国立博物館開館。

1898年10月15日:市役所開庁。
京都府知事による市長兼務が終了。
この日が「自治記念日」となる。

1900年5月19日:京都法政学校創立。

1902年:葛野郡の一部を下京区に編入。

1908年:京都市三大事業起工式(道路拡張及び市電、第二琵琶湖疏水建設、上水道整備)。
深草に陸軍第16師団 (日本軍)が置かれる。

1910年:仁丹が京都市内に街区表示板を設置開始。

1912年:蹴上浄水場竣工。
市電運転開始。

大正時代
1915年:大正天皇即位礼が行われる。

1918年:京都市、京都電気鉄道を買収。

昭和(第二次大戦まで)
1927年:市役所本庁舎竣工。
京都中央卸売市場開業。

1928年:昭和天皇即位礼が行われる。

1929年:上京区から分離して左京区成立。
下京区から分離して東山区成立。
上京区と下京区から分離して中京区成立。
紀伊郡伏見町が市制施行して伏見市成立。

1931年:伏見市と紀伊郡の1町6村、宇治郡の1村を市町村合併し、伏見区として京都市に編入。
葛野郡の1町9村を合併し、右京区として京都市に編入。
紀伊郡の2村を合併し、下京区に編入。
宇治郡山科町を合併し、東山区に編入。

1931年3月31日:京阪電気鉄道新京阪鉄道(今の阪急電鉄阪急京都本線)の大宮駅 (京都府)乗り入れにより、近畿地方初の地下鉄道線開業。

1932年:人口が100万人を超える。

1932年4月1日:日本初の都市トロリーバス(京都市営トロリーバス)が開業。

1945年1月16日 米軍爆撃機B-29 (爆撃機)編隊が上空飛来のうえ空襲。
死者41人。

1945年:堀川通・御池通・五条通で建物疎開。

第二次大戦後
1946年:第1回国民体育大会が京都で開催される。

1948年:葛野郡2村を上京区に編入。

1949年:愛宕郡1村を上京区に、愛宕郡7村を左京区に編入。

1950年:乙訓郡1村を右京区に、乙訓郡2村を伏見区に編入。

1955年:下京区から分離して南区 (京都市)成立。
上京区から分離して北区 (京都市)成立。

1956年:政令指定都市に指定。

1957年:北桑田郡の一部を左京区に、久世郡1村を伏見区に編入。

1960年:乙訓郡1村を南区に、同郡1村を右京区に編入。

1964年10月1日:東海道新幹線京都駅開業
(なおこの際、市民運動が起こった。鉄道と政治京都駅(東海道新幹線)も参照)。

1966年:国立京都国際会館が開館。

1969年10月1日:トロリーバス廃止。

1976年10月1日:東山区から分離して山科区成立。
右京区から分離して西京区成立。

1978年10月1日:市電全廃。

1981年5月29日:京都市営地下鉄初の路線として、京都市営地下鉄烏丸線が部分開業。

1994年:「古都京都の文化財」が国際連合教育科学文化機関の世界文化遺産に登録される。

1997年:第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議)開催。

2005年4月1日:北桑田郡京北町を右京区に編入。

人口

行政

市長門川大作(かどかわだいさく、2008年2月25日就任 1期目)
1970年代以降市長:舩橋求己、今川正彦、田邊朋之、桝本賴兼。

議会

京都市では慣例により市議会を市会と呼称する。
これは横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市の各市でも同様である。

市会

議員定数は69人。

議長:内海貴夫(所属会派:自由民主党京都市会議員団、2007年5月17日就任)
副議長:宮本徹(所属会派:民主・都みらい京都市会議員団、2007年5月17日就任)

構成

自由民主党京都市会議員団:23人
日本共産党京都市会議員団:19人
民主・都みらい京都市会議員団:14人
公明党京都市会議員団 :12人
無所属:1名

伝統産業

清水焼

西陣織

京友禅

日本酒

京仏壇

京仏具

商業の特徴
以前よりは緩和はされてはいるが大規模店舗の出店も旧市街地においては厳しく制限されている。
その影響もあって、コンビニエンスストアの人口比あたりの出店数が日本一と言われる(スーパーマーケットも中小の店舗が市内各所に点在する形となっている)。

姉妹都市・提携都市

国内

京都市では国内の姉妹都市提携はこれまで行っていない。

ただ、全国の「小京都」と称される街の集まりである全国小京都会議には参加している。

海外

パリ(フランス):1958年6月15日友情盟約都市提携
ボストン (マサチューセッツ州)(アメリカ合衆国):1959年6月24日姉妹都市提携
ケルン(ドイツ):1963年5月29日姉妹都市提携
フィレンツェ(イタリア):1965年9月22日姉妹都市提携
キエフ(ウクライナ):1971年9月7日姉妹都市提携
西安(中華人民共和国):1974年5月10日友好都市提携
グアダラハラ (メキシコ)(メキシコ):1980年10月20日姉妹都市提携
ザグレブ(クロアチア):1981年10月22日姉妹都市提携
プラハ(チェコ):1996年4月15日姉妹都市提携

海外のパートナーシティ

晋州市 (韓国)(チンジュ)(大韓民国):1999年4月27日パートナーシティ提携

地域


京都市は以下の11の区より構成される。

右京区

上京区

北区 (京都市)

左京区

下京区

中京区

西京区

東山区

伏見区

南区 (京都市)

山科区

地域名

平安京では、唐が西の長安を首都、東の洛陽を副都としたのを意識し、朱雀大路の西を長安(右京)、東(左京)を洛陽と称した。
その後、低湿地であった右京が寂れ、人口も御所などの重要施設も左京に集中するに伴い、洛陽が平安京の代名詞となっていった。

例えば、近世に多く描かれた屏風絵に京都の中心部と郊外を表した「洛中洛外図」というものがある。
現在でも京都市内の地域名として以下のようなものがある。
行政や観光ガイドでもよく使われるが厳密な区分はない。

尚、「洛」は現在でも「都」を表す語として用いられるが、これは京都にのみ用いられる特称である。

洛中(らくちゅう) - 上京、中京、下京の各区のあたりの呼び方
洛外(らくがい) - 洛中の周縁の地域
洛東(らくとう)、東山(ひがしやま) - 左京区慈照寺あたりから東山区まで。
(洛東の場合、山科区をも包む。東山は含まない。)

洛北(らくほく)、北山(きたやま) - 北区上賀茂から北大路通あたりまで
洛西(らくさい)、西山(にしやま) - 右京区南部、西京区あたり。
嵐山など。

洛南(らくなん) - JR京都線・琵琶湖線(東海道線)以南の地域

上記が大まかであるのに対して、もっと生活に密着した地域単位として、明治時代に導入された小学校区による地域名もよく使われる。
京都の元学区を参照されたい。

また、洛中と言った都心部や近年になって開発された地域など一部を除いて、市内の地名の多くは京都市への合併前の旧町村名や大字・小字をそのまま町名にしている(例:旧松ヶ崎村字海尻→左京区松ヶ崎海尻町)。

健康

平均年齢:41.3歳(2001年)

インフラ整備の状況

下水道普及率99.1%(平成17年度末)

大学

京都市は学生の街としても知られ、市内に三十六校の大学・短期大学を抱える。
このような中にあって、大学相互の結びつきを深め、又、経済界との連携を強めるための財団法人大学コンソーシアム京都(通称、コンソーシアム)があるのも特徴的である。
2003年以降、毎年10月上旬に京都学生祭典を開催している。

その他

この他、アメリカの大学も積極的に京都で活動を行っている。
Kyoto Consortium for Japanese Studies は、アメリカの14大学からなる組織であり、毎年50名程度の学生を日本に送っている。
また、スタンフォード大学は、京都市内に日本センターを設置している。

市内中心部まで

関西地区各地からは出発地によってJR・私鉄各線を使い分けるが、京都駅周辺はJR・近鉄、四条河原町周辺は阪急・京阪のターミナルと主に二箇所に分散している。
中長距離バス (交通機関)路線は殆どが京都駅前始終着である。

東海道・山陽新幹線沿線からは、大阪市内や神戸市内と比べて関西地区の各空港との距離が離れている事(一番近い大阪国際空港でも1時間はかかる)や、京都駅にのぞみ (列車)をはじめ全ての列車が停車することから、新幹線が航空機に対して圧倒的に優位に立っている。
また、京都府内のみならず、大阪府北東部や滋賀県南部および奈良県北部への新幹線の玄関口としての機能も持つ。

市内路線バス

市内の移動は路線バスがメインとなる。
観光シーズンになると積み残しが続出する状況も珍しくなく、慢性化している渋滞が更に悪化して所要時間が全く読めなくなる事から、鉄道各社線との乗り継ぎ利用でそれらのリスクを最小限に抑える利用方法を取る乗客もいる。

京都市交通局(市バス)・京阪京都交通・京都バス・京阪バス・阪急バス・西日本JRバスとの間では、従来より回数券の共通化を行っており、地下鉄割引券込みの物も販売されていた。
京都市バス・京都バス(それぞれ一部路線除く)および地下鉄全線が乗り放題の「京都観光一日・二日乗車券」が発売されている(他にも市バス均一区間専用の一日乗車券、市外発の市内各線フリーきっぷ込みの割引きっぷ類などもあり)。

運行地域は、市バスが旧市街地中心で、京阪京都交通は西京区並びに亀岡市方面からの乗り入れ、京都バスが右京区嵯峨地区と左京区岩倉・鞍馬・大原地区、京阪バスが山科区と伏見区東部および比叡山方面、阪急バスが西京区(洛西ニュータウン)、西日本JRバスが旧京北町からの乗り入れとなっているが、一部競合区間が存在する。

乗降方式は後乗り前降りで、旧市街地周辺は均一運賃制(220円)。
均一区間外は整理券方式の区間運賃制となっている。

京都市営バス(京都市交通局)※
京都バス※
京阪バス※
阪急バス※
近鉄バス※
京阪京都交通〔*(2008年3月頃から順次導入予定)〕
ヤサカバス
西日本ジェイアールバス
京北ふるさとバス
プリンセスラインバス
※はスルッとKANSAI対応カード(乗り放題カード類含む)が利用可能な会社(*は今後利用可能になる予定の会社)
(*は今後利用可能になる予定の会社)

#は京都市域バス共通回数券が使用可能な会社

高速バス

京都駅と名古屋駅を結ぶ名神ハイウェイバスや、首都圏などと京都を含む京阪神地区を結ぶ多くの高速路線バス、ツアー形式の貸切バスが運行されている。

高速路線バスについては、京都駅を発着又は経由するものは京都駅高速バスの項を、京都駅を経由しないものは深草バスストップの項を参照。
(一部重複あり)

鉄道路線

中央駅は京都駅。
名称の違う同一駅・隣接駅が多いので注意が必要。
JR西日本各線および近鉄線ではJスルーカード、嵯峨野観光鉄道を除く私鉄・地下鉄各線ではスルッとKANSAIカード対応。
また、ICカード乗車券はJR西日本ではICOCAとSuicaにPiTaPaおよびTOICA(電子マネー機能はICOCAとSuicaのみ)、近鉄・京阪・阪急ではICOCA・PiTaPaが利用可能(順次各社拡大予定)。

道路
自家用車利用は高速道路・一般道路利用共に市内とその周辺を含めて渋滞が慢性化しており、特に観光シーズンとなると更に悪化する。
市内の駐車場も不足状態であり、注意が必要。
駐輪スペースを確保出来れば、自転車や原付含む自動二輪の方が柔軟な移動が出来る。
ベロタクシーの日本発祥の地でもある。
特に近年、地球温暖化防止の観点からも見直されたことが重なってレンタサイクルが急増しており、宿泊客に対して無料で自転車を貸し出す等のサービスを行うホテル、旅館も増えている。

通り

→京都市内の通り

報道機関

京都新聞
NHK京都放送局
京都放送(KBS京都)
エフエム京都(α-Station)

京都コミュニティ放送(京都市中京区/特定非営利活動法人京都コミュニティ放送)

京都シティエフエム(京都市伏見区/京都シティエフエム)

古都京都の文化財

京都市は長らく日本の政治・文化の中心であり、第二次世界大戦の戦災から免れたことから、国宝の約20%、重要文化財の約14%が京都市内に存在する。
1994年(平成6年)に、近隣の宇治市内と大津市内に所在するものを含め、17件の文化財が世界遺産に登録された(古都京都の文化財)。

代表的な観光名所

社寺

永観堂(禅林寺 (京都市))

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

北野天満宮

貴船神社

清水寺

金閣寺(鹿苑寺)

銀閣寺(慈照寺)

鞍馬寺

建仁寺

高山寺

高台寺

広隆寺

三十三間堂

三千院

詩仙堂

下鴨神社(賀茂御祖神社)

神護寺

泉涌寺

大覚寺

大徳寺

醍醐寺

知恩院

智積院

天龍寺

東寺

東福寺

南禅寺

西本願寺(本願寺)

仁和寺

東本願寺(真宗本廟)

伏見稲荷大社

平安神宮

曼殊院

妙心寺 塔頭寺院に、桂春院、春光院、退蔵院などがある

八坂神社

八坂の塔(法観寺)

龍安寺

その他

嵐山

大原

嵯峨野

京都御所

桂離宮

修学院離宮

産寧坂

哲学の道

円山公園 (京都府)

岡崎公園 (京都市)

京都タワー

新風館

二条城

日本聖公会 聖アグネス教会(1898年築、重要文化財)

平安女学院明治館(1894年築、重要文化財)

京都ハリストス正教会(生神女福音聖堂)

八木邸(新選組壬生屯所跡)

博物館施設

池大雅美術館

梅小路蒸気機関車館

大西清右衛門美術館

霞中庵 竹内栖鳳記念館

何必館京都現代美術館

河井寛次郎記念館

川島織物文化館

北村美術館

京都嵐山オルゴール美術館

京都工芸館

京都市平安京創生館

京都市美術館

京都市考古資料館

京都芸術センター

京都国際マンガミュージアム

京都国立近代美術館

京都国立博物館

京都大学総合博物館

京都伝統産業ふれあい館

京都府京都文化博物館

京都府立植物園

京都府立陶板名画の庭

京都府立堂本印象美術館

ギルドハウス京菓子資料館

高麗美術館

広隆寺霊宝殿

金比羅絵馬館

茶道資料館

思文閣美術館

島津創業記念資料館

承天閣美術館

泉屋博古館

大覚寺収蔵庫

醍醐寺霊宝館宝聚院

智積院

東映太秦映画村

東寺宝物館

堂本美術館

仁和寺霊宝館

野村美術館

並河靖之七宝記念館

風俗博物館

藤井斉成会有鄰館

ブリキのおもちゃ博物館

細見美術館

橋本関雪記念館

楽美術館

立命館大学国際平和ミュージアム

祭事・催事

祇園祭
葵祭
時代祭
五山送り火(大文字の送り火)

街並み

京都市は、明治維新以降は発展と保全をバランスよく保っていた。
しかし、戦後になると経済優先の政策により徐々に景観が破壊され、街並みが壊されることに対する景観論争も起こっている。

1964年に建造された京都タワーは、京都の第1次景観論争を引き起こした。
また1970年代の経済成長期には、戦前からの風致地区や美観地区などの制度にもかかわらず、1950年に制定された建築基準法により伝統工法が違法となり、バブル期には多くの建替えにより京町家による街並みが徐々に壊されていった。
これは第2次景観論争といわれている。

山並みも京都の都市景観の重要な要素である。
山間地での開発は概ね抑制されているが、1990年代には市内の高層建築によって山への眺望景観が阻害されることになった。

市街地では、都市景観を乱す恐れのある派手な広告看板を条例で禁止している。
そのため、有名なチェーン店店鋪の看板も、鮮やかなコーポレートカラーの使用を控え、日本の他の地域とは異なる地味な配色を採用する事例も多い。
マクドナルド、すき家の看板は他地域では紅系統のものだが、京都市では赤褐色に変えている。
一部の市内のローソンも明るい青ではなく、濃い藍色に色を変更している。
また、ジャパンエナジー、新日本石油なども、本来の企業カラーを全面的に使用せず、ロゴマーク部分を白地、または落ち着きのある色を使うものにしているのもある。

その他

市外局番は、大部分の地域は「075」(京都単位料金区域)。
ただし、右京区嵯峨樒原、嵯峨越畑、旧京北町域では「0771」(亀岡MA)。

東京と京都を区別する際には、東京は「京」、京都は「洛」と略されて区別される。
東京を含めて、外の地方から京都に入る事は、現在でも「京都に上る」という意味で「上洛する」と言われる。

日本プロサッカーリーグ京都サンガF.C.の本拠地。

京都市役所のホームページの外郭色は紫だが、これは「山紫水明」に因んだ色である。

空港はないが、国際航空運送協会都市コードUKYを持つ。

[English Translation]