奈良きたまち (Nara Kitamachi)

奈良きたまち (なら-)は、奈良県奈良市のならまちより北側の古い市街地を指す地域。

概要

江戸~昭和期の町並みが残り、「法蓮格子」と呼ばれる様式を用いた町家や、洋風建築の奈良少年刑務所、重要文化財の奈良女子大学記念館などがある。
江戸時代、東大寺などに向かう、奈良の北の玄関口として旅籠や商店が並び、京都へ通じる奈良街道を中心に栄えた地域。
現在は近鉄奈良駅(大宮通り)の北側一帯を指す。

近くの一条通りは明治の一時期、大仏鉄道の駅から東大寺へ向かう参道としても栄えた。
町を一望した多聞山城は松永久秀が16世紀半ばに築き、近世城郭のモデルとなった四層の天守を備えている。
宣教師ルイス・フロイスがその美しさを称賛。
安土城の築城にも影響を与えたとされる。

1998年(平成10年)8月、「奈良街道町づくり研究会」を設立し「喜び多い街」、「何か懐かしい来たことのある街」、「また来たい街」(きたまち)をキャチフレーズに活動を行う。

2004年(平成16年)、奈良市より「奈良まちかど博物館」の認可を受け、13箇所の施設を一般公開している。

施設

奈良豆比古神社
奈良少年刑務所 - 明治41年の洋風レンガ造り建築。

植村牧場
般若寺
夕日地蔵
北山十八間戸
見返り地蔵
五劫院
細田家住宅 - 奈良一古い農家。

河瀬家 - 国の登録有形文化財
北向地蔵
空海寺(朝日地蔵)
正岡子規の庭
東大寺伽藍
南都銀行手貝支店
大門市場
奈良女子大学記念館 - 明治42年の木造建築。

聖武天皇・光明皇后陵
称名寺 (奈良市)(千体地蔵)

周辺情報

奈良公園
ならまち
平城宮
NHK奈良放送局

交通アクセス

近鉄奈良駅から北へ徒歩10~15分。
各奈良駅奈良交通バス奈良阪・青山住宅行「今小路」・「手貝町」下車。

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