真壁峠 (Makabe-toge Mountain Pass)

真壁峠(まかべとうげ)とは、京都府舞鶴市の西舞鶴と加佐町とを結ぶ高さ約100mの峠である。

頂上付近は山を切り立った形状をしていることから、西舞鶴市街地から峠を正面に見ると、お尻のように見えることから、「ケツ股峠」と呼ばれている。

道路

京都府道66号志高西舞鶴線

道路の現状

峠の道路幅は、ほぼ1~1.5車線道路となっており、比較的角度が急目で小回りのカーブが連続している。

その割に、朝晩の通勤時間帯には、加佐地区と西舞鶴地区とを結ぶメイン道路である国道175号線が頻繁に渋滞するため、それを避けるための往来が多い。

なお、都市計画上は一応拡幅計画の遡上にあがっているが、事業化の見通しは全く立っていない。

歴史

古くは江戸時代から丹後田辺藩主の参勤交代や商用などに使われていた。
また、大正には、西舞鶴駅-宮津駅間の鉄道敷設に際し、当初、この峠を経て由良川に出、川沿いに北上させる計画であったが、工事に困難を極め、現在のルート(北近畿タンゴ鉄道北近畿タンゴ鉄道宮津線西舞鶴駅~丹後神崎駅)に敷設された。

備考

峠の山が薄暗いためか、昭和期には、頂上付近で縊死自殺をするものが多いとされ、自殺の名所として知られていた。

[English Translation]