福知山都市圏 (Fukuchiyama Urban Area)

福知山都市圏(ふくちやまとしけん)は、京都府福知山市を中心とする都市圏である。
福知山市全域と、綾部市全域、京丹波町の一部、丹波市の一部を指す。
兵庫県の丹波市や周辺市町村からの通勤や買い物客も多く、舞鶴都市圏と並んで北近畿の中心的な都市圏となっている。
福知山都市圏は、2000年現在で13万6096人で北近畿最大。
以前は綾部都市圏があったが、現在は福知山都市圏に入っている。
福知山は昔から北近畿の商都であり、舞鶴市に人口では劣るものの、現在も集客力がある都市圏としてたくさんの企業が支店や営業所をおいている。

特徴

福知山都市圏は集客力が高く、福知山市が掲げる北近畿の都という名称にあう商業や様々な分野での中心都市となっている。
京都府北部の行政の中心地は舞鶴市であるが、他の面では福知山都市圏に特色あるものが多い。
教育では、福知山市だけで公立高校が4校、私立高校が4校の合計8校があり、周辺市町からの就学を集めている。
また京都府北部では唯一の私立中学校や、北近畿初の4年制大学を有する。
工業では、国内有数の内陸工業団地、長田野工業団地があり、その総出荷額は年々増加している。
商業では、中心市街地の数個の商店街と都市型大型店福知山ファミリーやさとう (京都府)にて繁栄していた。
が、最近ではジャスコ福知山店(当市最大売り場面積店舗)や大型ディスカウント店のプラント (企業)福知山店などが出店し、数多くのロードサイド店舗が増加している。
それに対し、福知山駅高架化に伴う中心市街地活性化策としての駅前開発が進められている。
公共図書館が入った北近畿の都センター建設や福知山市が進める福知山駅北大規模街区による商業施設にコーナン福知山駅前店(店舗面積約9000平方㍍)がある。
また駅南に家電量販店最大手ヤマダ電機テックランド福知山店の出店や大手スポーツ用品量販店ヒマラヤ (企業)が出店をしており期待がふくらんでいる。
ほかにも駅南の国道9号線沿いに大規模な開発センタムシティ福知山や、フレスポ福知山、ユニクロ、TSUTAYA、洋服の青山、かっぱ寿司、ホンダ、吉野家、玉姫殿、マクドナルド、しまむら、和食さとなど大手の店がたくさん並んでいる。
ビルや中高層マンション、ホテルがたくさん立ち並び、これからも開発が進むことは間違いない。
人口は、周辺市町では減少しているのに対し、福知山市だけを見る限りここ最近まで微増傾向であった。
地価としては、福知山駅北が北近畿の中で最も高額であるが、現在も下落している。
しかし先行して開発されている福知山駅南は上昇傾向にある。
また福知山市は、交通の要衝としての一面を持っている。

都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷
金本良嗣・徳岡一幸によって提案された都市圏。
細かい定義等は都市雇用圏に則する。

一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

※10%通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。

2004年11月1日
- 兵庫県氷上町、柏原町、青垣町、春日町、山南町、市島町が新設合併し丹波市が発足。

2005年10月11日
- 京都府丹波町、瑞穂町、和知町が新設合併し京丹波町が発足。

2006年1月1日
- 京都府福知山市に大江町、三和町、夜久野町を編入。

[English Translation]