ガルトネル開墾条約事件 (Gaertner Cultivation Treaty Incident)

ガルトネル開墾条約事件(がるとねるかいこんじょうやくじけん)あるいはガルトネル事件(がるとねるじけん)とは、明治初年に、七飯町の開墾地をめぐって発生した外交事件である。

概略
プロシアの貿易商R.ガルトネルは、幕末より七飯で開墾事業を行っていた。
1868年に蝦夷共和国が箱館を占領し、1869年ガルトネルは蝦夷島政府との間で99年間の貸借契約を締結した。
同年、箱館戦争終結後、箱館府がこの契約を引き継いだが、翌1870年にガルトネルに対して賠償金を支払うことで契約を解除した。

現況
(2008年現在)
七飯町は自町を「西洋農業発祥の地」としている。

開墾地に植林したブナ林は「ガルトネル・ブナ林」と呼ばれている。

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