専順 (Senjun)

専順(せんじゅん、1411年(応永18年) - 1476年(文明 (日本)8年))は、室町時代中期の連歌師。
京都六角堂(頂法寺)の僧。
柳本坊・春陽坊などとも号する。
華道で有名な池坊の26世といわれている。

30歳代半ばから「文安月千句」、「文安雪千句」に名をあらわし、「初瀬千句」、「小鴨千句」などがある。
応仁の乱で美濃国守護代斎藤妙椿を頼り、美濃の地に春楊坊を結庵、その地で没した。

晩年には、宗祇が専順に師事し、「美濃千句」、「表佐千句」がある。
「新撰莬玖波集」の中で、心敬、宗砌についで連歌師では第3位の入宗句数である。
連歌論書に「片端(かたはし)」等がある。

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