笠金村 (KASA no Kanamura)

笠 金村(かさ の かなむら、生没年不詳)は、奈良時代の歌人。
姓は朝臣であるが、出自等については不明である。

『万葉集』に45首を残し、そのうち作歌の年次がわかるものは715年(霊亀元年)の志貴皇子に対する挽歌から、733年(天平5年)の「贈入唐使歌」までの前後19年にわたるものである。
特に神亀年間(724年 - 729年)に長歌6首を詠み、車持千年(くりまもちのちとせ)・山部赤人と並んで歌人として活躍している。
『万葉集』の巻6は天武天皇朝を神代と詠う笠金村の歌を冒頭に据えている。

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