自助論 (Jijoron (Self-help))

自助論(self help) は、1859年発行のサミュエル・スマイルズ著の指南書である。

概要

1859年にジョン・マレー社より出版された。
序文の「天は自ら助くる者を助く」という言葉は有名である。

西国立志篇

当時幕府の留学生だった中村正直が自助論を翻訳、『西国立志篇』として1871年に日本で発売された。
これは明治時代の終わりごろまでに100万部以上を売り上げた。

教科書への使用
1872年に学制が公布されると、『西国立志篇』は教科書として使用されるようになった。
しかし1880年に当時の文部省が翻訳書を不適当とする。
そして1883年に文部省が教科書を許可制にしたため、『西国立志篇』は教科書として使用できなくなった。

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