佐々木愛次郎 (SASAKI Aijiro)

佐々木 愛次郎(ささき あいじろう、弘化2年(1845年) - 文久3年8月10日 (旧暦)(1863年9月14日))は、摂津国大阪市出身の初期の新撰組隊士。

経歴・最期
文久3年(1863年)5月頃に入隊。

同年8月2日(その他8月10日なども)、何者かに暗殺されて、変死体で見つかる。

この愛次郎の死には二つの説がある。

一説は、愛次郎の恋人のあぐりを芹沢鴨に妾として渡すよう命じられ、悩んでいたところ。
芹沢の部下である佐伯又三郎に駆け落ちをすすめられ、新選組を脱隊し、あぐりと共に京をあとにしようとする。

しかしそれは佐伯と芹沢の罠で、朱雀の藪の中を通り過ぎようとした愛次郎は待ち伏せしていた佐伯に惨殺されてしまう。
また恋人のあぐりも佐伯に暴行を加えられ、舌を噛み切って自害する、というものだ。

もう一説は、佐々木愛次郎は長州の間者(スパイ)であったが新選組の理想に感銘しそのまま長州を裏切る事になる。

その事が長州側に発覚し長州側に暗殺された、というものである。
が真相は定かではなく、資料も少ない。

伝承
隊内きっての美男剣士という評判が伝えられている。

[English Translation]