佐々木重綱 (SASAKI Shigetsuna)

佐々木 重綱(ささき しげつな)は、鎌倉時代前期から中期にかけての武将。
近江国大原氏の祖であることから、大原 重綱ともいわれる。
鎌倉幕府の御家人。

承元元年(1207年)、佐々木信綱の長男として生まれる。
鎌倉幕府に仕え、承久の乱では父と共に北条泰時の東上軍に従って入京し、宇治川の戦いでは先陣を務める武功を挙げた。
乱の後は将軍・藤原頼経の近習として仕えた。

しかし仁治3年(1242年)に父が死去すると、父の生前に家督と所領を譲られていた弟の佐々木泰綱と抗争し、寛元元年(1243年)には幕府に対して訴訟を起こし、幕府により泰綱の近江国内における所領を譲り受けている。
このため、佐々木氏の勢力の分散化が始まった。

文永4年(1267年)6月14日に死去。
享年61。

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