司太夫 (TSUKASA Tayu)

司太夫(つかさ・たゆう)、本名・中川幸永(なかがわ ゆきえ)は嶋原太夫。
京都市山科区出身。
かつては祇園甲部で舞妓、『奈見子』(なみこ)という芸名で在籍していた。

幼少の頃から日本舞踊、茶道、華道、箏曲等を習い、中学卒業後、祇園甲部の屋形(置屋)に入り修業の後16歳で舞妓になる。

年季が明けた後、嶋原の屋形でお茶屋である『輪違屋』の当主に「太夫の一人が辞めてしまう、太夫になってみないか」と声をかけられ、23歳で太夫となり、『司太夫』と名乗る。

現在、本業の傍らテレビ、ラジオ、講演会などに出演。
2001年に新聞『こったい』(嶋原では太夫のことをこう呼んでいる)を発行し、当初は一部の読者に配られていたが口コミにより、全国に広まる。
同年12月に嶋原の年中行事で12年間途絶えていた『餅つき』を再興させた。

文献
リクルートワークス編集部『おもてなしの源流 日本の伝統にサービスの本質を探る』英治出版、2007年12月25日、ISBN 4862760333 (第3講「花街」にインタビュー掲載)

テレビ出演

桑原征平のおもしろ京都検定 ゲスト回答者として出演。

[English Translation]