大伴友国 (OTOMO no Tomokuni)

大伴友国(おおとも の ともくに。
生年不詳 - 持統天皇6年(692年)3月か4月)は、日本の飛鳥時代の人物である。
姓は連、後に宿禰。
旧仮名遣いでの読みは「おほとものともくに」。
672年の壬申の乱で大海人皇子(天武天皇)に従った。

壬申の乱の勃発時、大伴友国は大海人皇子の舎人であった。
6月24日に皇子が挙兵を決意して吉野を発ったとき、友国は皇子に従った二十数人の男の中にいた。
それ以外の行動については記載がない。

乱の後、12月4日に勲功ある人を選んで冠位を増し、小山位以上をあたえたとする記事が『日本書紀』にある。
そのため大伴友国もこれと同じかそれ以上の位を受けたと思われる。

持統天皇6年(692年)4月2日に、持統天皇は直大弐の位と賻物(葬儀の際の贈り物)を大伴友国に贈った。
この日か直前に友国が死んだと考えられる。

[English Translation]