行信 (Gyoshin)

行信(ぎょうしん、生没年不詳)は、奈良時代の僧。

738年(天平10年)律師に任じられ、この頃から法隆寺東院の復興に尽力。
748年(天平20年)大僧都として諸寺資材帳に署名している。
750年(天平勝宝2年)に没したという所伝があるが、その後も生存していたことを示す資料もあり、754年(天平勝宝6年)厭魅(まじないで呪い殺す)の罪により薬師寺 (下野市)に左遷された薬師寺の行信と同一人物と見る説もある。
没後に完成した神護景雲元年(=767年)九月の跋(あとがき)を持つ「行信発願経」が法隆寺に残されている。

[English Translation]