阿倍陸奥永宗 (ABENOMUTSU no Nagamune)

阿倍陸奥永宗(あべのむつのながむね、生没年不明)は、9世紀日本の陸奥国(現在の宮城県)柴田郡の郡司である。
862年に外従五位下に叙された。

『日本三代実録』の貞観11年(869年)3月15日条に、陸奥柴田郡権大領の阿倍陸奥臣永宗が、名取団の大毅である刑部本継とともに外従五位下の位を授けられたことが見える。
その時までの永宗の位階は外正八位上であった。
柴田郡は名取団に兵士を供給した地域の一部と推定される。
他の事績は不明。

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