伏見桃山駅 (Fushimi-momoyama Station)

伏見桃山駅(ふしみももやまえき)は、京都府京都市伏見区両替町4丁目にある、京阪電気鉄道京阪本線の鉄道駅。

駅概要
伏見区の中心部、大手筋に面しており、戦前は急行列車停車駅であった。
しかし隣の丹波橋駅が奈良電気鉄道(現・近鉄京都線)との接続駅となったことから急行停車駅の座を奪われ、さらに京阪宇治線の分岐駅が土地買収などの関係で南隣の中書島駅となったことや、駅南北を踏切に挟まれてホームの8両対応化が不可能であることから、伏見区の中心部に所在するにもかかわらず、急行や特別急行列車・K特急が通過という状態となっている。

また、駅名にちなんでホーム屋根の柱や梁を桃色(ピンク)に塗られたこともあった。

駅構造

相対式2面2線のホームを持つ地平駅で、改札とコンコースは地下に設けられている。
ただし油掛通側からの入場はできない。

のりば

この駅の南北を横切る、大手筋通と油掛通の間隔がホームの長さとなっており、ちょうど7両分ぴったりである。
そのため、8両編成の列車が停車できない。
ただし、出町柳行きホームは7両対応とはいえ無理に延伸したため、ホーム幅の狭い部分がある(丹波橋側で乗るように看板が設置されている)。
番線表示はない。

駅周辺

100mほど東方には近鉄京都線の桃山御陵前駅(こちらは急行・準急列車が停車)がある(ただし、両線の公式な連絡駅は隣の丹波橋駅となっている)。

伏見桃山陵(明治天皇陵、桃山御陵)
乃木神社 (京都市)
伏見桃山城
御香宮神社(名水百選)
月桂冠大倉記念館
キザクラカッパカントリー
伏見区役所
京都京町郵便局
ハローワーク伏見(伏見公共職業安定所)
国道24号
伏見大手筋商店街
桃山駅(約600m東方)
京都府赤十字血液センター(献血ルーム伏見大手筋)

バスのりば
京阪伏見桃山駅には、現在バス路線は乗り入れていない。

最寄バス停:京都市営バス御香宮前/京都市バス・京阪バス・京阪シティバス・京阪宇治バス西大手筋
御香宮前
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩3分の国道24号沿いにある。

京都市営バス
南8系統:(藤森神社経由)竹田駅 (京都府)東口行/横大路車庫行
西大手筋
京都市バス
19系統 (京阪国道経由)京都駅前/横大路車庫ゆき
20系統 宮前橋西詰ゆき(双方向ループ系統)/京阪中書島・伏見港公園 横大路車庫ゆき
22系統 南工業団地/京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫ゆき
81系統 (竹田街道経由)京都駅前/京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫ゆき
特81系統 (竹田街道・竹田駅東口経由)竹田駅東口、京都駅前/京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫ゆき
南3系統 竹田駅西口/京阪中書島・伏見港公園 横大路車庫ゆき
南8系統 (藤森神社経由)竹田駅東口/横大路車庫ゆき
京阪バス・京阪シティバス・京阪宇治バス
6号経路(京阪バスのみの運行。
京阪バス山科営業所) 竹田駅西口行/醍醐バスターミナル行

25号経路(京阪シティバス・京阪宇治バスの共同運行) 京阪中書島行/近鉄大久保行
23系統(京阪宇治バスのみの運行) 京阪宇治バス宇治営業所行

歴史

1910年(明治43年)4月15日 京阪本線開通と同時に伏見駅として開業。

1915年(大正4年)11月11日 伏見桃山駅に改称。

1916年(大正5年)4月1日 急行停車駅となる。

戦前は一貫して急行停車駅であった。
戦争末期に急行の運行が中止され、1946年の運行再開時に丹波橋に停車駅が変更される。

1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となる。

1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。

1962年(昭和37年)4月1日 駅東側に京阪スーパーマーケット桃山店開業(現在の「京阪ザ・ストア桃山店」)
1973年(昭和48年)12月9日 駅舎が地下化される。

2008年(平成20年)1月 エレベーター2基新設、多目的トイレなどバリアフリー化工事完了。

その他

1945年に丹波橋駅での相互乗り入れが開始される以前は、この駅と桃山御陵前駅が京阪と奈良電気鉄道(→近鉄京都線)の連絡駅になっていた。
また、その当時は京阪線の急行は当駅に停車し、丹波橋は通過していた。

京阪ザ・ストア閉鎖までは車内放送の際に駅名の後に「京阪ザ・ストア前」と呼称していた。

隣の駅

京阪電気鉄道
京阪本線

■K特急・■特急・■急行

通過

■準急・■普通

中書島駅 - 伏見桃山駅 - 丹波橋駅

[English Translation]