鞍馬駅 (Kurama Station)

鞍馬駅(くらまえき)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある叡山電鉄叡山電鉄鞍馬線の鉄道駅。
終着駅である。

スルッとKANSAIのカードが使用できる駅としては最北端に当たる。

接続する鉄道路線
宗教法人鞍馬寺
鞍馬山鋼索鉄道山門駅(徒歩で約5分。山門(仁王門)をくぐってすぐにある。)

駅構造

島式1面2線のプラットホームを持つ地上駅。
出入り口は分離されており、出口のすぐ外側ににトイレが設置されている。
出入り口とも自動改札機がある。
駅舎は寺院風の歴史を感じさせる木造建築である。

早朝・深夜以外は駅員が配置されている。
また、自動券売機が設置されており、9時30分から~16時30分(観光シーズン等は延長あり)まで稼動する。
駅員が配置されている間は、出町柳からの電車が着いて、到着した乗客がすべて下車するまでは、入口の自動改札機前にロープが張られて駅構内に入場できない。
無人時間帯は電車にて無人駅と同様の扱いを行う。
駅舎は閉鎖されていて、駅舎左側を回り有人時間帯の出口横の通路よりホームに入る。

駅前からホームまではほぼ平面である。
自動改札も車椅子対応の幅広のものになっている。
出口側は通常の自動改札であるが横の通路から可能。

駅前に天狗のオブジェ、構内に長年この線を走り続けた叡山電鉄デナ21形電車の先頭部と動輪が保存されている。

1番線
鞍馬線(宝ヶ池・出町柳方面)
2番線
鞍馬線(宝ヶ池・出町柳方面)

駅周辺

駅前は小さいながら広場を持つ。
半分は駐車場となっているが、回りには前記天狗のオブジェやみやげもの屋などがあり、くらま温泉の送迎バスなども発着する。

鞍馬街道に出て左に行くとすぐに鞍馬寺の山門がある。
街道沿いには昔ながらの民家も多く残っている。
山間の狭い所にある集落であり、農耕地は主に駅と反対側の民家裏に少し存在する程度である。
現在でも観光以外としては林業が中心であるが、京都市中心部まで40~50分であり通勤者も少なからずある。

鞍馬寺
鞍馬山
由岐神社
鞍馬郵便局
くらま温泉
京都府道38号京都広河原美山線(鞍馬街道)

バスのりば

鞍馬(駅から府道に出た所)
京都バス32系統 出町柳駅~北大路駅~鞍馬~広河原(通年運行)
京都バス95系統「北山バーディ号」 大原~鞍馬(春分の日から11月30日までの休日運行)

歴史

1929年(昭和4年)10月20日 鞍馬電気鉄道の鞍馬仮駅が開業。

1929年(昭和4年)12月20日 鞍馬電気鉄道の鞍馬駅(現駅)が開業。
鞍馬仮駅廃止。

1942年(昭和17年)8月1日 会社合併により京福電気鉄道の駅となる。

1986年(昭和61年)4月1日 会社再編により叡山電鉄の駅となる。

その他

第1回近畿の駅百選に選定されている。

京都模型より「昭和の駅舎シリーズと」して1/150サイズペーパーキットモデルが発売されている。

隣の駅

叡山電鉄
鞍馬線
貴船口駅 - 鞍馬駅

[English Translation]