岡田国神社 (Okadakuni-jinja Shrine)

岡田国神社(おかだくにじんじゃ)は、京都府木津川市(旧相楽郡木津町)にある神社である。
式内社で、旧社格は郷社。

祭神
生国魂命と菅原道真を主祭神とし、八幡神(仲哀天皇・神功皇后・応神天皇)を配祀する。
岡田国神社の元々の祭神は生国魂命である。
菅原道真は平安時代より祀られるようになったもので、当社は江戸時代までは天神宮・木津駅惣社天神社と称していた。

歴史
社伝では、斉明天皇5年(659年)9月、生国魂尊を祀ったのに始まると伝えられる。
国史の初見は、『日本三代実録』貞観 (日本)元年(859年)年正月27日条の当社に従五位上の神階を授けるという記述である。
延喜式神名帳では大社に列している。

平安時代、天神信仰が高まり、当社に菅原道真(天神)が合祀され、以降、天神宮と呼ばれるようになった。
天慶元年(938年)11月、相殿の八幡宮が創建された。

明治6年(1873年)5月に郷社に列格した。
明治11年(1878年)3月、当社が式内・岡田国神社であると国により確定され、岡田国神社に改称した。
なお、岡田国神社については勝手神社(木津川市加茂町大野)境内末社の春日神社も論社となっている。

境内
昭和58年、4万坪の境内地の一部が日本住宅公団に買却され、その代金によって新社殿が建立された。
旧社殿一式もそのまま残されており、昭和63年に京都府登録文化財となった。

[English Translation]