西雲院 (Saiun-in Temple)

西雲院(さいうんいん)は 京都府京都市左京区黒谷町にある、浄土宗大本山金戒光明寺(通称寺名くろ谷さん)の仏塔塔頭(たっちゅう)である。
通称寺名を紫雲石(しうんせき)という。

歴史

滝川雄利の息女に仕えていた宗厳が、その息女の死を機に人生の無常を感じて出家し、11年間修行の後、黒谷に帰ってきた後に紫雲石を金戒光明寺第27世の了的により授けられて開山した。
一心不乱に念仏を唱える宗厳の下には多くの僧侶が集まり、また多くの寄進を集めたという。
千日念仏惣回向、そして宗厳死後も、万日念仏惣回向、3万日念仏惣回向、4万日念仏惣回向(100年)と続けられた。

墓所

西雲院は会津藩士352名の墓所の菩提寺である。
毎年6月に会津松平家の当主を招き法要が行われている。

季節

四季折々に花の絶えないお寺で、春はボタン (植物)、夏はハスやサルスベリ、秋は紅葉が美しい。

位置

岡崎神社より徒歩7分のところにある。
拝観は自由である。

[English Translation]