願徳寺 (Gantoku-ji Temple)

願徳寺(がんとくじ)は、京都市西京区大原野にある天台宗の寺院。
山号は仏華林山。
院号は宝菩提院。
本尊は国宝の如意輪観音菩薩半跏像で、洛陽三十三箇所の第33番札所でもある。

歴史
この寺は、寺伝によれば679年に現在の向日市寺戸に創建されたとされ、その後東大路通三条通の宝菩提院に住した忠快(平安時代後期の武士平教盛の子)がこの寺に入って中興したと伝えられる。
台密の中心的な寺院として隆盛したが、兵火等により衰退した。
近代に入ってさらに荒廃し、1962年(昭和37年)に本尊の観音像などが「花の寺」として知られる勝持寺に移された。
その後、願徳寺も勝持寺の隣接地に移転し、再興された。

文化財
国宝
木造菩薩半跏像
重要文化財
木造薬師如来立像

所在地
京都府京都市西京区大原野南春日町1223-2

[English Translation]