大身 (Taishin)

大身(たいしん)とは、身分が高く、禄高の多い人。
位が高く富んだ家の人のこと。

室町時代から戦国時代 (日本)にかけては、国人領主の中でも数郡以上を領有し大名並の勢力を持った領主で、鎌倉時代以来の氏族を、一般に大身と呼んだ。
例、筑後十五城。

江戸時代には、3,000石以上の旗本寄合席や旗本で守名乗り(かみなのり)ができた二千石以上の者を「大身旗本」と称した。

明治時代以降になっても「大身」は政府高官や財閥の当主、華族などを指す語として、第二次世界大戦の昭和期ごろまでは残った。

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