小名 (Shomyo (lesser daimyo))

小名(しょうみょう)とは武士のうち、名のとどろかぬ者のこと。
大名と対になる。

解説
小名とは、大名に対する言葉で、大名ほど家格の高くない武家を意味する。
厳密な意味は時代や用いる状況によって異なるため注意が必要である。
小名という言葉自体は、すでに戦国時代 (日本)から使われており、御家人のうちで城主格の者を指したり、石高の低い大名のことを指していた。

江戸時代になると、初期の武家諸法度に「5万石以上の石高の城主を大名」「5万石未満の陣屋クラスを小名」と分けた。
このため、石高が5万石未満の大名や、陣屋大名を、とくに小名と表現する場合がある。

また、四千石以上の旗本・御家人近世の御家人を指す場合もある。

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