足軽大将 (Ashigaru taisho (general in command of a troop of foot soldiers))

足軽大将(あしがるたいしょう)とは、日本の戦国時代_(日本)に、戦国大名のもとで足軽隊を率いた部将及びその職のことをいう。
足軽頭(あしがるがしら)ともいう。
また、江戸時代には物頭(ものがしら)とも称された。

室町時代まで足軽は工兵的な役割であった。
応仁の乱以降、合戦における将兵の軽装化が進み、足軽が主力のひとつとして活躍するようになった。
戦国時代を迎える頃には合戦の集団戦化が本格化・大規模化し機動性ある足軽の役割は益々重くなっていった。
特に足軽は訓練された槍・弓 (武器)・鉄砲の足軽隊が組織され主力軍として活躍するようになりった。
戦国大名の家臣である者が足軽大将に任じられ、足軽隊を率いて活躍するようになった。
総大将たる大名、侍大将に次ぐ地位を有し、配下である足軽小頭(足軽組頭)をはじめとする兵を率いた。

このような活躍の中で、次第に足軽大将の地位も向上し、戦国時代後期における足軽大将の家禄は、おおよそ200石から500石程度で中級の武士として認められる存在になった。

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