朱雀院 (Suzakuin)

朱雀院(すざくいん)は、
平安時代の天皇の譲位後の御所。
後述。

朱雀天皇の追号。
1に由来する。

『源氏物語』に登場する朱雀帝の譲位後の通称。
1に由来する。

朱雀院(すざくいん)は、平安時代の天皇の累代の後院(ごいん、譲位後の御所)の一つ。
朱雀大路西、三条南・四条北に位置し、右京四条一坊東の8町を占めた(これは大内裏に次ぐ規模である)。
建物は寝殿造で、内裏に準じて仁寿殿、宜陽殿などもあったことが知られる。

嵯峨天皇の時代(承和 (日本)年間頃)に成立したと見られ、宇多天皇が整備して譲位後に居住。
後に朱雀天皇が修理、同じく譲位後に居住した。
天暦4年(950年)火災に遭い、その後村上天皇により再興。
しかし円融天皇以降は後院として使われることはなく次第に荒廃、その役割を里内裏に譲った。

[English Translation]