恵慶 (Egyo)

恵慶(えぎょう、生没年不明)は平安時代中期の日本の僧、歌人。
恵慶法師とも。
中古三十六歌仙の一。

出自・経歴は不詳。
播磨国国分寺の講師をつとめ、国分寺へ下向する際に天台座主尋禅から歌を送られた。
歌人としては『拾遺和歌集』に初出する。
962年(応和二年)ごろより歌合などで活動し、986年花山天皇の熊野行幸に供奉した記録がある。
また、大中臣能宣・紀時文・清原元輔など中級の公家歌人と交流していた。

小倉百人一首にも和歌が取られている。
家集に『恵慶法師集』がある。

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